CGS X3 Service Pack 1 提供開始2006/07/21 11:14

CorelDRAW Graphics Suite X3の修正プログラム、「Service Pack 1」の提供が開始されました。現在のところ、Corel社のダウンロードサイトからのみ入手できます。対象は、英・独・仏・伊・蘭・スペイン・ブラジル(ポルトガル語)・スウェーデン・フィンランド・チェコ・ポーランド・ハンガリー・ロシアの各国語版です。英語版初期ビルドは「13.0.0.576」ですが、Service Pack 1を適用すると「13.0.0.667」になります。

修正内容は、アプリケーション全般の安定性とパフォーマンスの向上をはじめとして、多岐に渡っています。その内容はここで確認できますが、日本のユーザーはさほど気にしなくてもよいでしょう。何故なら、8月4日に発売されるX3日本語版は、すでにこのService Pack 1が適用されたものになっているからです。また、修正内容の日本語訳も、日本語版をインストールすればその「CorelDRAW Graphics Suite X3 お読みください」に記述されています。もちろんその中には、「アジア言語テキストおよび双方向テキストのサポートが強化」という一文もあります(これは、記者発表会で提供されたプレス向けCGS X3評価版を基にしています)。

X3日本語版の発売は、英語版より半年以上遅れましたが、このService Pack 1の開発を待っていたということでしょう。ここ最近のバージョンでは、Service Pack 1以前で日本語版も開発されていましたが、それ以前では、日本語版はService Pack 1適用後のものでした。多少開発ペースはスローダウンしたものの、堅実になったということでしょう。

なお、CGS 12同様、X3も多言語インターフェイスを実装しています。ほんの少し12 とは仕様が異なりますが、英語版と日本語版があれば、この両言語で言語の切り替えができるようになります。その際、日本語版が既にService Pack 1であるため、英語版にもService Pack 1を適用したものを使わなければなりません。その方法については、8月4日の日本語版発売以降に、当サイトで解説する予定です。なにせ、今はとある仕事で途方もなく忙しいものですから...。

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