C.D.R.は「安全なサイトではありません」!? ― 2009/03/07 20:55
昨日(3/6)発売されたシマンテック社のセキュリティ対策ソフト「Norton 360 Ver.3」ですが、このソフトの「Norton Safe Web」機能による解析では、C.D.R.サイトは「安全ではないサイト」と判断されます。
といっても、C.D.R.サイト自体(のフォルダとファイル内)にウイルス等の脅威が存在するわけではありません。同機能の解析によれば、C.D.R.が開設されているプロバイダ「www.ne.jp」内の別フォルダにある個人サイトに、トロイの木馬「Trojan.Maliframe!html」が存在しているとされています。
www.ne.jpは、ASAHI-NETとプロバイダ契約した個人ユーザーに提供されているホームページサービスのドメインで、各ユーザーのホームディレクトリに、C.D.R.のような個人サイトが独立して設置されています。ゆえに、同じドメインでも、ユーザーレベルでは、他の個人サイトとのファイルのやり取りはありません。ですから、C.D.R.サイトの閲覧によって「Trojan.Maliframe!html」の脅威にさらされることはありません。
Norton Safe Webは、ユーザーディレクトリの一部に脅威が存在する場合、そのドメイン全体を指して「安全ではないサイト」と判断するようです。まあ、それはそれで、正しい判断でしょう。なお、「Trojan.Maliframe!html」の情報は、シマンテック社のサイトに掲載されています。概要は、次のとおりです。
Trojan.Maliframe!html は、ブラウザを悪用する可能性がある有害な Web サイトへユーザーをリダイレクトする可能性がある有害なコードを含んでいる HTML ファイルに対する汎用検出名です。
ですから、当該ページを直接開かない限り、影響は受けないことになります。当然、C.D.R.サイト内のファイルには、そのようなコードは存在しません。
なお、問題とされるサイトのHTML自体に、ほんとうに有害コードが含まれているのか、それともNorton 360の検出ミスなのかは、現状では不明です。この件は、ASAHI-NETのサポートに報告してあるので、いずれハッキリするでしょう。ちなみに、今日の午後、サポートに連絡した時点では、この件は把握されていませんでした。まあ、Norton 360 Ver.3を使っている人は、まだ少ないのでしょう。
「小次郎」イラスト完成 ― 2009/03/07 23:11
CorelDRAW国際デザインコンテストのために制作していた、愛猫「小次郎」のイラストが完成したので、早速、「イラスト全般&美術」部門に応募しておきました。
このイラストは、以下の写真を構図の元として、すべてCorelDRAW X4で制作しています。
イラスト自体は、一種のリアリズムを追求していますが、上に掲載した画像を比較すればわかるように、元写真どおりに再現することを目指したわけではありません。写真の構図に合わせて全体的な輪郭をオブジェクトで構成した後は、いわば油絵で絵具を塗りつけるような感覚で、詳細なベクトルオブジェクトで飾り立てていきました。とはいえ、A4 300dpi(幅約3500ピクセル)程度のビットマップ画像に書き出さなければ、その質感は再現されません(上のイラスト画像は幅480ピクセル)。
なお、Webページ用JPEG画像に変換する際に、一度PHOTO-PAINT形式ファイルにして「アンシャープ調整」効果を適用していますが、イラストそのものはすべてベクトルオブジェクトです。毛並みの質感は、すべてCorelDRAWの機能で表現しています。オブジェクトの総数は46,886、ノードの総数は369,369となり、ファイルサイズは約16MB。等高線、ドロップシャドウ、オブジェクト透明、テクスチャ塗りつぶしといった効果も多用しているので、いつもどおり、ベクトル図形のイラストとしては巨大なサイズになっています。
ちなみに、今回の制作環境は、Windows 7 Beta 64bitでCorelDRAW X4日本語版を使用しました。実は、Windows 7の出来栄えに感動し、評価用サブPCだけでなく、私のメインPCもWindows 7 Betaに移行させてしまいました。その下で今回の”重い”イラストを作成したのですが、CorelDRAWは一度もエラーで落ちることはありませんでした。このイラスト作成を通じて、Windows 7の安定性と、CorelDRAW X4との親和性も、確認することができたわけです。それが、現時点での、最大の収穫でした。
あとは、私のイラストがどう評価されるのか、6月以降のコンテストの結果待ち、という次第です。