Hot-fix 1 for CorelDRAW Graphics Suite X4 SP12008/10/12 07:21

先に報告したMicrosoft SQL Server 2008によるCorelDRAW X4の不具合ですが、Corel社より「Hot-fix 1 for CorelDRAW Graphics Suite X4 SP1」の提供が開始され、これをインストールすることにより問題は解決します。

「Hot-Fix 1」のダウンロードは、CorelDRAW.comの以下の記事(英語)を参照してください。

http://coreldraw.com/blogs/gerard/archive/2008/10/09/hot-fix-1-for-coreldraw-graphics-suite-x4-sp1.aspx

対応言語は明示されていませんが、当方の英語版および日本語版にインストールできました。その後から日本語版環境にSQL Server 2008 Expressを導入しても、CorelDRAW X4が起動エラーを起こすことはなくなりました。ただし、日本語版へのインストールは、コーレル社のアナウンスを待ってから導入した方がよいかも知れません。

IE8 Beta22008/08/31 12:25

8月28日にMicrosoft社のInternet Explorer 8 Beta2 日本語版公開されました。

当C.D.R.サイトは、2006年1月以降、標準準拠のHTMLやCSSで記述するようにしているため、IE8 Beta2 でも概ね、問題なく表示されます。

しかし、一部のJavaScriptが正しく動作しないため、以下のページでは、IE8でIE7互換表示になるようにしています。

IE7互換表示にするため、これらのページにはmeta要素で次の指定を行っています。


<meta http-equiv="X-UA-Compatible"
 content="IE=EmulateIE7" />

CSS、スクリプトの解釈で、まだいくつかわからないところもあるIE8 Beta2ですが、それはWeb制作での問題であり、Webページを表示・閲覧するうえでは、Beta2とはいえ、非常に快適で便利なブラウザーに仕上がっています。C.D.R.サイトも、今後はIE8での表示を基準に、サイト制作を進めていきます。

チュートリアル「X4 テーブルツールの応用」掲載2008/08/17 21:39

2008年8月15日のCorelDRAW Graphics Suite X4 日本語版発売を記念して、「技術・技法」コーナーに、CorelDRAW X4のチュートリアル記事「X4 テーブルの応用」を掲載しました。下の完成見本と同じイラストを作るための、すべて手順を明示するとともに、機能の解説を行っています。

完成見本

「テーブルの応用」と銘打っているので、いちおう、X4の新機能である「テーブル ツール」に触れています。といっても、ふつうの表の作り方を解説しているわけではありません。完成見本のようなマス目を作るために、”応用”しているだけです。故に、全体をとおした内容は、CorelDRAW 全般の機能紹介といったところです。

SQL ServerによるX4の不具合2008/08/15 22:36

CorelDRAW Graphics Suite X4がインストールされている環境に、Microsoft SQL Server 2008をインストールすると、CorelDRAW/PHOTO-PAINTが起動しなくなるという問題が発生します。

先ごろマイクロソフト社が配布を開始した開発ツール「Microsoft Visual Web Developer 2008 Express Edition with SP1」には、オプションとして「SQL Server 2008 Express」が含まれますが、このSQL Server 2008をインストールしてしまうと、CorelDRAWやPHOTO-PAINTが起動直後に強制終了され、全く使えなくなってしまいます。

私の2つのパソコン環境(Vista Ultimate 32bitおよび64bit)で、それぞれX4英語版とX4日本語版が、起動できなくなりました。異なるPCで、ともにSQL Server 2008をインストールしたことによって発生したため、再現性は高いと思います。

まあ、Visual Web DeveloperやSQL Serverは開発者向けのもので、万人が使用するようなものではありませんが(私も、単に仕事で使う環境と同じにするためインストールしただけです)、現状では、X4と同じパソコンにSQL Server 2008を同居させることは、避けるしかないでしょう。

なお、Visual Web Developer 2008 Express SP1のみであれば、問題は起きません。また、Visual Web Developer 2008 ExpressとSQL Server 2005 Expressの組み合わせでも、問題は起きていませんでした。

「Web コネクタ」用メニュー2008/08/10 16:46

先の記事で触れた、「Webコネクタ」ドッキングウインドウから、X4 トレーニングビデオを開くためのメニュー(HTMLファイル)を作ってみました。下のリンクをクリックすると、ZIPファイルとしてダウンロードできます。

HTMLファイルの一覧

表示用のHTMLファイルは、以下の4つを用意してあります。

  • x4_videos_c.htm    Cドライブ用
  • x4_videos_d.htm    Dドライブ用
  • x4_videos_e.htm    Eドライブ用
  • x4_videos_f.htm    Fドライブ用

DVDから直接観る場合

自分のDVDドライブレターに合ったHTMLファイルを使用します。たとえばDVDがDドライブの場合は、「x4_videos_d.htm」ファイルを使用します。

「Webコネクタ」での開き方
  1. 使用するHTMLファイルを、任意の場所(たとえば「ドキュメント」フォルダの中)にコピーします。
  2. コピーしたHTMLファイルをダブルクリックし、Internet Explorerで表示します。
  3. ツールバーの「お気に入りに追加」ボタンをクリックし(もしくは[Ctrl]+[Z]キーを押す)、ドロップダウンメニューを表示します。
  4. そのメニューの「お気に入りに追加」をクリック、「お気に入りに追加」ダイアログを開きます。
  5. (必要に応じて「作成先」リストボックスから登録先を選び)「追加」ボタンをクリックして、お気に入りに追加します。
  6. CorelDRAW X4を起動します。
  7. 新規ドキュメントを作成するか、既存のファイルを開きます。
  8. メニュー「ウインドウ」-「ドッキング ウインドウ」-「Web コネクタ」をクリック、「Web コネクタ」ドッキングウインドウを開きます。
  9. 「Web コネクタ」の「お気に入り」ボタンをクリック、メニューを表示します。
  10. メニューから「X4 トレーニングビデオ 一覧」をクリックします。

以上の操作で、「Web コネクタ」でHTMLファイルが表示されます。この中のリンクをクリックすると、(標準では)Windows Media Playerが起動し、そのビデオを観ることができます。

Web コネクタ

ハードディスにコピーしてみる場合

X4 DVDディスクのルートフォルダを開き、その中の「Videos」フォルダを、任意のハードディスクドライブのルートフォルダにコピーします。HTMLファイルは、そのコピーしたドライブに対応するものを使用します。たとえば、「Videos」フォルダをCドライブにコピーした場合は、「x4_videos_c.htm」ファイルを使用します。

「Web コネクタ」で表示する方法は、DVDから直接見る場合と同じです。

備考

DVDドライブがGドライブ以降の場合や、「Videos」フォルダを上記説明とは異なる場所にコピーしたい場合は、それに応じてHTMLファイルを編集してください。特にその編集方法は例示しませんので、HTMLソースコードを理解できる方のみ、自己責任で行ってください。

なお、HTMLソースコードの改変だけでなく、そのままの状態で本HTMLを利用した場合でも、そこから生じたいかなる損害に対して、当サイトおよび制作者(黒住浩司)は責任を負いません。

X4付属のトレーニングビデオ2008/08/10 13:53

先に、コーレル社のWebサイトからCorelDRAW Graphics Suite X4のビデオチュートリアルが、無償でダウンロードできるようになりましたが、これらはすべて英語のままでした。

X4日本語パッケージ版のDVDにも、同じビデオが収録されていますが、こちらにはすべて日本語字幕が付いていました。これならば、CorelDRAWやPHOTO-PAINTの操作の参考として役立つでしょう。

各ビデオは、DVD挿入時の自動実行メニューから、「トレーニング ビデオの鑑賞」をクリックすると、その一覧メニューが表示されます。

ビデオ一覧メニュー

CorelDRAW/PHOTO-PAINTの中からは、直接このメニューを呼び出せませんが、各ビデオはWMVファイルなので、これらのファイルに対するリンクを指定したHTMLファイルを作り、それを「Web コネクタ」ドッキングウインドウで表示させれば、アプリケーション内からでも開けるでしょう。ついでにWMVファイルをハードディスクにコピーしておけば、いちいちDVDディスクを用意しなくてもよくなります。ちなみに、ビデオは18ファイル、計748MBです。

X4日本語パッケージ版到着2008/08/09 17:35

発売予定日の8/15よりも1週間ほど早く、CorelDRAW Graphics Suite X4 日本語版(アップグレード)のパッケージ版が我が家に到着しました。

箱

X4は、メディアがCD-ROMからDVDに変わったので、プログラムもクリップアート等も、1枚のディスクに収められています。

DVD

私はこれまで英語版を使っていましたが、こちらはダウンロード版だったので、今回、初めてX4のクリップアートやテンプレートを使えるようになりました。セットアッププログラムにも、クリップアートやテンプレートをハードディスクにコピーするオプションが追加されているのですが、クリップアート類で約2GBのディスク容量(「Extras」フォルダにまとめられます)を必要とします。これをインストールしてみたところ、10分以上時間がかかりました。実は、10分ぐらいたっても終わらなかったので、30分ほどシャワーを浴びていたら、その間に無事終了していました。インストール時に、Windows Desktop Search用のインデックスを作成しているため、時間がかかるようです。

以前も触れましたが、CorelDRAW/PHOTO-PAINT起動時に表示される「クイックスタート」の「ギャラリー」には、私の作品が2つ入っています。ランダム表示なので、いつ出てくるかはわかりませんが。また、テンプレートに含まれる、少し派手な和風の名刺は、背景のパターンだけ、私が作りました。

DVD

なお、X4日本語版は、Service Pack 1が適用されたbuild 653なので、英語版用のSP1でアップデートする必要はありません。

CorelDRAW Graphics Suite X4日本語版の価格2008/08/04 18:39

先の記事で、CorelストアでのCorelDRAW Graphics Suite X4 日本語ダウンロード版の販売価格がパッケージ版に対して「廉価になっているようです」と伝えましたが、そうとも言えないようです。

今日、オンラインショップ「ValueMore」で、X4日本語アップグレードパッケージの販売予約を見つけたので注文したのですが、価格はCorelストアのダウンロード版と同じ24,800円でした。なお、パッケージ版のメディアは、DVDです。

また、通常版の価格は44,974円で、こちらはCorelストアのダウンロード版(47,040円)よりも安くなっています。

ValueMoreでの表記を見ると、パッケージ版の定価は

  • 通常版:57,540円
  • アップグレード版:26,040円

ですから、Corelストアのダウンロード版は確かに廉価なのですが、他のショップでの割引によって、パッケージ版もほぼ同等の価格になってしまっているようです。パッケージ版にはクリップアート等の"オマケ"が 付いてきますから、8月15日以前にどうしてもX4日本語版がほしい、ということでなければ、パッケージ版を購入した方がお得なようです。

CorelDRAW Graphics Suite X4 DL版 国内発売開始2008/08/01 17:56

CorelDRAW Graphics Suite X4 日本語版のダウンロード版の販売が、コーレル社(Corelストア)で開始されました。「日本語版」と明記されていないところが不安ですが、ダウンロードファイル名が「CorelDRAWGraphicsSuiteX4_JP.exe」となっているので、たぶん、日本語版でしょう。といっても、私が保証しているわけではないので、心配な人はコーレル社に問い合わせてから購入すればよいでしょう。

8月15日発売のパッケージ版よりも先行販売されるかたちですが、ダウンロード版にはクリップアート等は含まれていません。その分、廉価になっているようです。

また、コーレル社サイトには、X4の紹介ページも開設されています。まあ、従来どおり、本社サイトページの翻訳です。その中では、トレーニングビデオも無償配布されていますが、これらはすべて英語版で、日本語のナレーションや字幕等はありません。

Table Preset Docker2008/07/19 09:34

Corel社が運営するCorelDRAWコミュニティサイト「CorelDRAW.com」のブログに、「CorelDRAW insider」というコーナーがあります。ここの内容は、主として開発者向け情報のようですが、アドオンとしてカスタムドッキングウインドウをCorelDRAWやPHOTO-PAINTに追加する方法を紹介した記事(「Custom add-ons and dockers in CorelDRAW」 by Jeff Harrison)が掲載されています。

そのサンプルとして、「Table Preset Docker」というカスタムドッキングウインドウをもとに、 ソースコードの解説やインストール方法が紹介されています。XML、 XSLT、VBA、HTMLおよびJavaScriptの知識があれば、この記事をより理解できるとのことですが、私が持ち合わせているのはHTMLとJavaScriptぐらいまでの知識なので、まだまだ敷居が高いようです。しかし、単に「Table Preset Docker」をダウンロードして利用する、というだけなら誰にでもメリットがあるでしょう。

「Table Preset Docker」は、CorelDRAW X4で新設された表(テーブルオブジェクト)に対し、1クリックでプリセットの表デザインを適用できます。また、ドッキングウインドウ内に「カスタム」タブも用意され、プロパティバーよりも簡単に表の一括デザインができるようになっています。もし機能に不満があれば、自分でソースコードを変更し、さらにカスタマイズするべきなのでしょう。

Table Preset Docker 

「Table Preset Docker」は、記事の末尾にあるリンクから「TablePresetDocker.zip」ファイルをダウンロードします。CorelDRAWを起動している場合は終了し、ダウンロードしたファイルから解凍した「TablePresetDocker」フォルダを以下のフォルダにコピーします。

64bit Windowsの場合
C:\Program Files (x86)\Corel\CorelDRAW Graphics Suite X4\Programs\Addons\Draw
32bit Windowsの場合
C:\Program Files\Corel\CorelDRAW Graphics Suite X4\Programs\Addons\Draw

次にCorelDRAWを起動すると、「Table Preset Docker」ドッキングウインドウが使用できるようになります。もちろん、テーブルオブジェクトはX4の新機能ですから、旧バージョンでは利用できません。